「台風」と「熱帯低気圧」


台風は熱帯低気圧の一種で、構造は同じであるが、最大風速によって「台風」と「熱帯低気圧」に呼び分けられる。

熱帯低気圧は、亜熱帯や熱帯の海上に発生する低気圧。
海からの水蒸気が主なエネルギー源で、発達すると暴風雨を伴う。

熱帯低気圧のうち、北半球かつ東経180度より西の領域の北西太平洋または南シナ海に存在する、中心付近の最大風速(10分間平均)が毎秒17.2m(34ノット、風力8)以上のもを「台風」と呼ぶ。
毎秒17.2m未満のものは、そのまま「熱帯低気圧」と呼ばれる。

日本は上記に位置するため、毎秒17.2m以上に発達した熱帯低気圧は「台風」と呼ばれるが、発達した熱帯低気圧でも、北西太平洋や南シナ海以外に存在するものは、位置や最大風速によって、「ハリケーン」や「サイクロン」と呼ばれる。

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