知識は、ある物事について知っていること。また、その内容。
学習や実験から得られた、誰もが事実として共有できるデータの集合体である。
知恵は、物事の道理を判断し、適切に処理する能力。
知識や経験を、必要な場面に応じて活用できる力で、知識よりも価値が高いものといわれることもあるが、知識のない知恵は役に立たず、多くの情報から必要な知識を得るには、取捨選択する知恵が必要になるため、どちらに価値があるというものではない。
見識は、物事の本質を深く見通す、すぐれた判断力。ある物事に対する確かな考えや意見、見方のこと。
知恵が知識などの情報を選んで判断するものとすれば、見識は知識などの情報の中から本質を捉えて判断することで、機転を利かせた判断には知恵が必要であり、人々を納得させるような判断をするには見識が必要である。