「海胆」「海栗」「雲丹」


ウニは、食べられる部分(生殖巣)が「胆(肝)」のように見えることから、海の胆で「海胆」と書く。
また、全身がトゲで覆われていることから、海の栗で「海栗」とも書く。

食品として販売される時には、生殖巣だけを取り出した生のウニを「海胆」、トゲが付いた状態のものを「海栗」と書き分けることもあるが、多くの場合は「海胆」が使われる。
生物として表す場合は、「海胆」も「海栗」も使われる。

食品としてのウニを表す漢字には「雲丹」もある。
「丹」の字には「赤い」という意味があり、赤い雲のようなものという意味で、「雲丹」という漢字が当てられた。
この漢字は、塩漬けされたウニを表したものであるため、塩やアルコールや加工されたウニを表すのが普通だが、最近はトゲや内臓などを取り除き、食べられる部分だけにしたウニにも、「雲丹」の漢字が当てられていることもある。

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