「思う」と「考える」


「問題の答えを考える」とは言っても「問題の答えを思う」とは言わないように、考えるは筋道を立てて知的に分析するなど、客観的に判断することを示す。
対して、思うは主観的・感情的な心の動きや、瞬間的な判断を示すのに用いる。

「面白い」は、「思う」か「考える」か?
感情的・主観的な心の動きとして面白いを表すならば、「面白いと思う」と言う。
面白いが分析の対象であれば、「◯◯が面白いと考える」「面白いことを考える」「面白いとは何か考える」といった言い方になる。

「相手のことを思う」と「相手のことを考える」。
「相手のことを思う」と言った時は、相手を恋しく思ったり、心配したりする感情を表し、「相手のことを考える」は、より分析的で、その状況などについて思いめぐらすことを表す。

「私はこう思う」と「私はこう考える」。
「私はこう思う」と言った時は、主観的な希望や、漠然とした思いを表し、「私はこう考える」は、客観的な考えや、筋の通った考えを表す。

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