「領海」「接続水域」「排他的経済水域」の違い

日本の領海の画像

海は大きく分けると、領海・接続水域・排他的経済水域(EEZ)・公海の4つに分けられる。
このうち、公海は特定国家の主権に属さず、世界各国が自由に使用できる海域である。
公海に対して、領海は沿岸国の主権が及ぶ水域。接続水域や排他的経済水域は公海の一部だが、沿岸国の権限や権利などが及ぶ水域である。

領海の範囲は、基線から12海里(約22.2km)まで。
接続水域は、領海の外側(12海里)から24海里(約44.4km)まで。
排他的経済水域は、基線から200海里(約370.4km)までとなる。

領海は、沿岸国の主権が及ぶ水域で、領土や領空とともに国家領域のひとつ。
他国の船は、沿岸国の安全を害さない範囲であれば、領海を通航する権利がある。
しかし、領海内で密漁や密輸などをした場合は、主権国の法律に基づいて、船長らを逮捕することができる。

接続水域は、領海の外側に接続した水域。
沿岸国に主権はないが、通関・財政・出入国管理・衛生に関して、一定の権限を行使することができる。
悪いことをしそうな船が接続水域内に入ってきた時、領海に近づかないよう監視や警告するなど、国内の法令違反となりそうなことを事前に予防ができる水域が、接続水域である。

排他的経済水域は、領海や接続水域も含めた基線から200海里の範囲の水域。
沿岸国には、海中や海底、海底下に存在する生物や鉱物資源、海水・海流・海風から得られる自然エネルギーに関して、探査・開発・保存・管理を排他的に行使できる権利がある。
権利を持つ国の許可があれば、外国船でも漁をすることができるが、許可を取っていない場合は、取り締まりの対象となる。

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