「カロリーゼロ」と「カロリーオフ」


健康志向の高まりから、低カロリーであることをうたった食品や飲料製品が多く出回っているが、その強調表示は「カロリーゼロ」「カロリーオフ」「ノンカロリー」「ローカロリー」「カロリー控えめ」などがある。
これらの言葉は、健康増進法第31条に基づく「栄養表示基準制度」で定められた基準よりも下回っていなければ表示することはできない。

カロリーゼロ(ゼロカロリー)は、食品100グラム当たり、飲料100ミリリットル当たりで、5キロカロリー未満であることを表す。
「ゼロ」といっても、カロリーがまったく無いというわけではなく、0~5キロカロリー未満をいうのである。
同じ条件であれば、「ノン」「レス」「無」などで表してもよく、「カロリーゼロ」も「ノンカロリー」も同じ意味になる。

カロリーオフは、食品100グラム当たり40キロカロリー未満、飲料100ミリリットル当たりで20キロカロリー未満であることを表す。
同じ条件であれば、「ロー」「低」「控えめ」「ライト」「ダイエット」などで表してもよく、「カロリーオフ」も「ローカロリー」も「カロリー控えめ」も同じ意味である。

ちなみに、「カロリー◯◯%カット」という表記は、食品100グラム当たり40キロカロリー以上、飲料100ミリリットル当たり20キロカロリー以上減少していなければならないことになっている。

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