「運動会」と「体育祭」


学校で行われるスポーツ行事は、幼稚園・小学校が「運動会」、中学校・高校では「体育祭」と呼ぶところが多い。
このように呼び分けられているのは、運動会は運動競技や遊戯を楽しむものだが、体育祭は授業の成果や練習の成果を発揮するものといった目的の違いにあると考えられる。
保育園・地域・職場など、学校教育以外の場でも「運動会」と呼ばれるのは、体を動かすことが主たる目的で、成果を発揮するものではないためである。

また、運動会の運営は先生が中心となるが、体育祭は生徒が中心となって行事の運営をする。運動会には保護者が参加する競技があるが、体育祭には保護者の参加がないといった違いもある。
このような運営主体、保護者の参加有無なども、成果を発揮する行事かという点に通じるものである。

その他、運動会では「かけっこ」、体育祭では「短距離走」と呼び分けるといった違いや、運動会は紅白に分かれるが、体育祭ではクラスで分かれることを挙げられることもあるが、運動会でも「短距離走」と呼んだり、体育祭でも紅白に分かれるところもあり、共通の違いとはいえない。

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