「雹(ひょう)」と「霰(あられ)」


「雹(ひょう)」も「霰(あられ)」も、空から降ってくる氷の粒だが、一番の違いは大きさにある。
ひょうは直径5mm以上の大きなものをいい、あられは直径5mm未満のものをいう。
世界最大の雹は、1917年に現在の熊谷市に降った直径29.6cmのものとされている。

あられは、雪に近い「雪あられ」と、ひょうに近い「氷あられ」に区別される。
「氷あられ」は「ひょう」と同じ原理で発生する5mm未満のものであるが、「ひょう」と「雪あられ」では発生するメカニズムに違いがある。

ひょうは、積乱雲などの不安定な層の中でできた氷の塊が落ちてくるもの。
氷が雲の中で上昇と下降を繰り返し、溶けたり固まったりしているうちに、付着した水滴が凍結して大きな塊となり重くなる。
上昇気流がその重さを支え切れなくなって、氷の塊として降ってくるのが「ひょう」で、初夏から秋に多く、短時間に局地的に降る。

雪あられは、雪に少量の水滴が付着し落ちてくるもので、白色不透明で柔らかい。
気温が0度前後の初冬や早春に発生しやすく、降雪の前後に降ることが多い。

氷あられは、白色半透明か不透明な氷の粒で硬い。
気温が0度より高い時に積乱雲から降ってくるもので、夕立の降り始めにみられることが多い。

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