「海藻」と「海草」


お店のメニューや加工食品には、「海藻サラダ」と「海草サラダ」の2通りの表記があり、一方は間違いと指摘されることもあるが、その指摘が間違いである。

海藻は「海の藻」と書く通り、海に生える藻の総称。
コンブ・ヒジキ・モズク・ワカメ・アオクサノリ・テングサ・アオサ・アオノリなどは、すべて海藻である。

海草は「海の草」と書く通り、海中に生える種子植物。
同音異義語の「海藻」と区別するため、「うみくさ」とも呼ばれる。
アマモ・スガモ・ウミヒルモなどは、「モ(藻)」と呼ばれるが海草である。

海草は陸上の植物と同様、根・茎・葉が分かれており、花を咲かせて種子によって繁殖する。
海藻は胞子によって繁殖し、根・茎・葉が分かれていないため、海草と海藻を見分ける際には、根の有無を見るとわかりやすい。

普段、食用とされるカイソウは、ワカメやヒジキなどの「海藻」。
そのため、「海藻サラダ」と書くのが正しく、「海草サラダ」と書くのは間違いと指摘されるというのが、冒頭に書いた話である。
正確なのは「海藻サラダ」で間違いないが、海藻のサラダを「海草サラダ」と書いても間違いではない。
なぜなら、広義には海藻を含む海の植物を「海草」というからである。

ランダム 今見られているページ
  1. 「自然」と「天然」

  2. 「ノースリーブ」「タンクトップ」「ランニングシャツ」

  3. 「パンケーキ」と「ホットケーキ」

  4. 「昼光色」「昼白色」「電球色」

  5. 「ハイブリッドカー」と「エコカー」

  1. 「生かす」と「活かす」

  2. 「忖度」と「斟酌」

  3. 「容疑者」「被疑者」「被告人」「犯人」

  4. 「絶対」と「絶体」

  5. 「体」と「身体」

  6. 「伯父」「叔父」「小父」

  7. 「異常」と「異状」

  8. 「見る」「観る」「視る」「診る」「看る」

  9. 「池」「沼」「湖」「泉」「沢」「潟」

  10. 「十分」と「充分」

おすすめ

  1. 「氾濫」と「決壊」

  2. 「校正」と「校閲」

  3. 「積極的」「自発的」「能動的」

  4. 「伯母」「叔母」「小母」

  5. 「暑い」と「熱い」

  6. 「交代」と「交替」

  7. 「マフラー」「ストール」「ショール」「スカーフ」

  8. 「徳利」と「お銚子」

  9. 「初め」と「始め」

  10. 「霧(きり)」「靄(もや)」「霞(かすみ)」

TOP