「マナー」と「エチケット」


マナーとエチケットを日本語に訳すと、どちらも「礼儀」や「作法」になるが、食事中のナイフやフォークの使い方は「テーブルマナー」といい、食事中に汚い話をしないことは「食事中のエチケット」というように、異なるニュアンスで使われる。
重複する点も多いため、「どちらかといえば」ということになるが、次のように使い分けされる。

エチケットは、人と接する時の言動・態度の意味で使うことが多く、対面している相手を不快にさせないといった、心配りの意味合いが強い。
人間が本来持っている、思いやりや優しさからくる気配りがエチケットである。

マナーは、人に接する時の態度に限らず、行動一般に使われる言葉で、エチケットよりも広範囲に使われる。
規則というほど厳しいものではないが、社会的に望ましいとされる約束事に沿った言動や態度。
対個人というよりは社会性の問題で、伝統や習慣から生まれたルール・方法がマナーである。

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