筆者は、文章を書いた人。書画を書いた人もいう。
著者は、書物を書き著した人。
文章を書いた人であれば「筆者」だが、その文章が書籍化されていなければ「著者」ではない。
書籍化されていれば、「筆者」でもあり「著者」でもあるが、「筆者」は一人称としても使えるのに対し、「著者」は一人称として使えず、書き手が自身を指す時は「筆者」である。
また、「著者」は書物を書き著した人を広く表す言葉だが、「筆者」は事実のみを書き記すのではなく、何らかの主張を含んだ文章を書く人に対して用いられる。
作者は、創作的・芸術的な内容の書物、脚本などを書いた人。文章に限らず、絵画や彫刻などの芸術作品を作った人もいう。
「著者」と重なる部分もあるが、「作者」は事実や自身の主張ではなく、小説など「作品」と呼ばれるものの作り手に対して用いられる。