「帰る」「戻る」「引き返す」の違い

Uターンの画像

元の場所や方向へ移動することを「帰る」「戻る」「引き返す」という。

帰るは、人・動物・乗り物が、元いた場所や、所属・本拠としているところへ移動する意味で、物が元々あった場所へ移される場合は「返る」と書く。
戻るは、人・動物・物・乗り物が、元あったところへ移動すること。元の状態や性質になること。
引き返すは、人・動物・乗り物が、進行方向とは逆の方向へ移動することをいい、物には使わない。

帰る・戻る・引き返すを使い分ける際は、元の場所以外の意味の違いに注目すると使い分けしやすい。

帰るは本拠や所属へ移ることの意味があるため、外国生まれで初めて祖国へ行く場合にも使えるが、「戻る」や「引き返す」は使えない。
また、来客者にとって今いる場所は拠点とする場所ではないため、来客者が去るという意味でも「帰る」は使う。
この場合、実際に拠点へ向かうかどうかは関係ないが、「戻る」や「引き返す」を使う場合は、必ず拠点に向かう必要がある。

戻るには状態や性質が元のようになることの意味があるため、「実家に戻る」といった場合は、その人の体が移動しただけでなく、生活環境や人間関係の変化も含めた意味となる。
単に位置の移動を表したり、本来住まなければならない場所を表す場合は、「実家へ帰る」である。

「実家へ引き返す」といった場合は、実家を出て別の場所へ向かったものの、また実家へ向かうことをいうように、引き返すは、移動の途中や目的地へ到達してから、支障などが生じたために、元の場所へ向かうことを表す。

【人気記事】
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

ページ上部へ戻る