「OCR」と「OMR」


OCRとは「optical character reader」の略。
手書きもしくは印刷された文字・数字・記号などを光学的に読み取り、事前に記憶されたパターンと照合して、電気信号に変換する、光学式文字読み取り装置のこと。
主に、コンピュータへのデータ入力の目的で使用される。
認識能力は、活字であれば100%近くになってきたが、手書きの文字の場合は、丁寧に書かれた文字であっても、正しく認識できるところまでには至っていない。

OMRとは「optical mark reader」の略で、マークシート用紙を読み取る、光学式マーク読み取り装置のこと。
主に、大学入試などの選択試験や、アンケート調査など、大量の情報を処理する際に使用される。
小さなマスを塗りつぶして穴埋めしたり、印刷された丸をなぞる、チェックマークをつけるなど、一定の形式のシート上のマークを読み取るため、精度は高く、高速処理できるが、OCRのように汎用的な文字や記号を読み取ることはできない。
また、OMRの読み取り位置は固定になっているものが多いため、マークシート用紙も装置に合わせて作る必要がある。

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