臭いは「くさい」とも読むように、「ゴミの臭い」「下水の臭い」など、不快なものが対象。
「犯罪の臭いがする」など、いかにもそれらしい感じ、好ましくない雰囲気を感じるといった意味でも用いる。
匂いは、「花の匂い」「香水の匂い」など、好ましいものが対象。
臭いと同じく、いかにもそれらしいという意味で使うが、好ましく感じられるもの、趣があるものに対して用いる。
においを「ニオイ」とカタカナ表記する場合は、好ましくないにおい(臭い)を表すことが多い。
香りは匂いと同義語で、良いにおい、よい感じがする、美しいといった意味がある。
「はなのにおい」という場合は、「花の匂い」と「鼻の臭い」の二つの意味があり、悪臭を表すこともあるが、香りに悪臭の意味はなく、「はなのかおり」と言えば、花の良い匂いのことである。
また、「匂い」よりも「香り」とした方が、高級な印象を与えることが多い。