「離す」と「放す」の違い

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離すは、距離を置く。隔たりを作る。遠ざける。くっついているものを分ける。別々にするなどの意味。
離すの漢字を使った熟語には、分離・隔離・分離などがある。

放すは、自由にする。逃がすなどの意味。
放すの漢字を使った熟語には、解放・釈放・放棄などがある。

離すと放すは、遠ざけることか自由にすることかによって使い分けられそうである。
しかし、遠ざけることは自由にさせることにも繋がるため、離すと放すは使い分けが難しく、間違えやすい漢字である。

動物を檻から出すこという時の「はなす」は、一般的には、自由にするという意味で「動物を檻から放す」と書くが、動物を檻から遠ざけるという意味であれば、「動物を檻から離す」と書く。

「君を離さない」と書けば、君と別れないという意味になるが、「君を放さない」と書いた場合は、君を逃がさないという窮屈な意味になる。

「手を離す」は、握っていたものを手から遠ざける意味。
「手を放す」は、握っていたものを自由にするという意味になる。
「手ばなす」は、自分の手元から離れることなので「手離す」と書きそうだが、手元から離れたものは、その後、自由になるため「手放す」と書くのが正しい。

はなしたものが「ハンドル」だった場合は、どう書くか。
ハンドルを握らず、車が自由勝手に動いてしまう状態で運転していることをいう場合は、「ハンドルから手を放す(手放し運転)」である。
しかし、運転をしていない時であれば、ハンドルはただの「物」に過ぎず、ハンドルから手を遠ざけることを表すことになるため、「ハンドルから手を離す」と書くのが正しくなる。

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