「夫婦」と「夫妻」の違い

おしどり夫婦の画像

夫婦も夫妻も、夫と妻、婚姻関係にある男女のことで、意味に違いはないが使い方に違いがある。

夫婦は自分たちにも他人にも使うが、夫妻は他人に対してのみ使う。
そのため、「私たち夫婦」とは言うが、「私たち夫妻」とは言わない。

他人に対しては夫婦も夫妻も使えるが、夫妻は夫婦よりも改まった言い方であるため、上司や先生など敬意を払わなければいけない相手には、「〇〇(ご)夫妻」と「夫妻」を使ったほうがよい。

「夫婦喧嘩」を「夫妻喧嘩」、「夫婦別姓」を「夫妻別姓」、「仮面夫婦」を「仮面夫妻」、「似た者夫婦」を「似た者夫妻」などと言わないように、他の単語と合わさってひとつの名詞となっている言葉の場合は、敬意を払う必要のある相手のことであっても「夫妻」は使わない。

「弟夫婦」など親族、「友達夫婦」など対等な相手、「犯人夫婦」など敬意を払う必要がない相手には、「夫婦」を用いるのが一般的である。
ただし、対等な相手であっても、普段から上品な言葉を使っている場合や、相手と一線を引いた関係にある場合などは「夫妻」が使われる。

その他、「夫婦というものは」というように、一般論として婚姻関係にある男女のことを話す場合は、「夫妻」ではなく「夫婦」が使われる。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

  1. パートで働く人の画像
    パートとアルバイトは、法律上は名称による区別がされておらず、パートタイム労働法では「1週間の所定労働…
  2. 異常な画像
    異常とは、正常でないこと、通常でないことであり、反対語は「正常」。 異状は、普段とは違った状態、つ…
  3. 特別史跡五稜郭跡の画像
    遺跡は、貝塚・古墳・集落跡など、過去の人類の営みが残された場所や、昔の建物や歴史的事件があった場所な…
  1. 黒沢健一コンサート画像
    コンサートもリサイタルも、人前で歌や演奏を披露することは同じであるが、大きな違いは人数である。 …
  2. 蛇口の画像
    「ひねる」と「ねじる」と「よじる」は、回すという点では同じだが、回す方向や強さ、回数などに違いがある…
  3. 署名する画像
    署名と記名とサインは、自分の氏名を書くという意味ではどれも同じだが、区別して用いる場合は、全く同じ意…
  4. 知識と知恵と見識を備えた学者の画像
    知識は、ある物事について知っていること。また、その内容。 学習や実験から得られた、誰もが事実として…
  5. 徳利とお猪口の画像
    徳利は、口の近くが狭くすぼみ、胴が膨らんだ形をした、陶製・金属製・ガラス製の酒・醤油・酢などを入れて…
ページ上部へ戻る