「卓球」と「ピンポン」の違い

卓球をする人の画像

温泉旅館など遊戯でする卓球は「ピンポン」とも呼ばれるが、競技としての卓球を「ピンポン」と呼ぶことはない。
この違いは、卓球(ピンポン)が生まれた経緯に関係している。

卓球は、テニスを室内遊戯として楽しもうとしたことに始まる。
最初はボールにコルク栓などが使われていたが、セルロイドの球とラケットがセットになった商品が発売された。
この商品の商品名が「ピンポン(ping-pong)」で、「ピン」は球がテーブルに弾む音、「ポン」は球がラケットに当たった時の音である。

この商品が人気となって、スポーツとしても認知されるようになり、イギリスでは「ピンポン協会」と「テーブル・テニス協会」が発足された。
しかし、協会発足後に「ピンポン」が商標登録されていることを知り、ピンポン協会は法律問題になることを避けるため解散し、この競技の協会は「テーブル・テニス協会」のみとなった。

「テーブル・テニス」を日本語に訳すと「卓球」になるため、競技としては「卓球」の呼称が使用される。
一方で、「ピンポン」は世界中に登録商標された商品であるため、競技以外では「ピンポン」とも呼ばれるのである。

また、ピンポンの語源である「ピン」と「ポン」という音は、ゆっくり打たないと出なため、「ピンポン」はお遊びという認識にも繋がり、競技としての卓球を「ピンポン」と呼ぶことは、選手に対し「卓球が下手だ」と言っているようなものになる。

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