「スパークリングワイン」と「シャンパン」と「シャンメリー」の違い

スパークリングワインを注ぐ画像

スパークリングワインは、炭酸ガスを多量に含んだ発泡性のワインのこと。
非発泡性ワインは、スティルワインと呼ばれる。

シャンパンは、フランスのシャンパーニュ地方産の発泡性のワインで、スパークリングワインの一種。
日本では、スパークリングワインを「シャンパン」と呼ぶこともあるが、「シャンパン」と名乗れるものは、AOC(原産地呼称統制)の規定に従ったスパークリングワインに限られる。

シャンパンの条件として代表的なのが、シャンパーニュ地方産であることだが、シャンパーニュ地方のスパークリングワインが全て「シャンパン」と名乗れる訳ではない。
シャンパーニュの中でも、「アルデンヌ地域圏」と呼ばれる4県(マルヌ・アルデンヌ・オーブ・オート=マルヌ)で生産されたブドウのみを使ったもので、ブドウの品種も「ピノ・ノワール」「シャルドネ」「ピノ・ムニエ」に限られる。

シャンパンは製法にも決まりがあり、「シャンパーニュ製法」と呼ばれる伝統的な製法によるスパークリングワインでなければならない。
醗酵を2回行う「瓶内二次醗酵」で、炭酸ガスを注入していないもの。
熟成期間は、最低15カ月以上、ヴィンテージものであれば最低3年以上必要とされる。

高級シャンパンとして有名な「ドン・ペリニヨン(通称ドンペリ)」は、シャンパンの創始者といわれる修道士ドン・ペリニヨンにちなんで名づけられたもので、フランスのモエ・エ・シャンドン社が製造している。
モエ・エ・シャンドン社は、オーストラリアにドメーヌシャンドン社を設立し、シャンパンと同じ製法で発泡性ワインを造っているが、シャンパンの条件を満たしていないため「シャンパン」とは名乗らず、「スパークリングワイン」として販売している。

シャンメリーは、1947年、シャンパンをヒントに発明されたシャンパン風のノンアルコール炭酸飲料で、日本独特の飲み物である。
当初は「ソフトシャンパン」として販売していたが、フランス政府から「シャンパン」の名称使用に対する抗議があり、シャンパンの「シャン」と、メリークリスマスの「メリー」から、「シャンメリー」という名に変更された。
全国シャンメリー協同組合の登録商標となっているため、「シャンメリー」の名称を使用するには組合の許諾が必要となる。
スポンサーリンク
【あわせて読みたい】
「ラムネ」と「サイダー」と「ソーダ」の違い
スポンサーリンク

関連記事

  1. インターネットでわかる画像
    わかるの漢字には「分かる」「解る」「判る」があるが、常用漢字表に従えば「分かる」が正しく、「解る」と…
  2. 平和な画像
    平和と和平の意味は似ているが、使い分けは明確で、平和は、戦争や紛争・災害などがなく、世の中や暮らしが…
  3. 心の病の画像
    心療内科は、主に心身症を扱う内科。 心身症とは、精神的・心理的要因が原因で、胃潰瘍や頭痛、下痢や嘔…
  1. 花見の酒画像
    日本酒には「特定名称酒」と「普通酒(一般酒)」があるが、特定名称酒は原料と製造方法の違いによって「吟…
  2. プレゼントの画像
    プレゼント(present)もギフト(gift)も贈り物を意味する言葉だが、使われ方に違いがあり、日…
  3. 好意を無にされた画像
    「好意」も「厚意」も、相手を思う親切な心という共通の意味があり、「ご好意に甘える」「ご厚意に甘える」…
  4. 進呈画像
    進呈・贈呈・謹呈・献上は、いずれも、人に物を差し上げることを意味する。 進呈と贈呈の使い分け方…
  5. 肛門クリニックの画像
    医療法で医療機関は、病院と診療所に分けられる。 医院やクリニックは、医療機関の施設に付けられる呼称…
ページ上部へ戻る