事業家とは、事業を企て、経営する人のこと。
特に、事業の経営に巧みな人をいう。
実業家とは、事業の経営をする人のことだが、事業家よりも対象となる事業の範囲が狭くなる。
実業とは、農業・工業・商業・水産など、生産・流通・販売に関する事業のこと。
実業の対義語は「虚業」で、投機取引のような堅実でない事業をいう。
このような事業を営むものは、実業家ではなく虚業家である。
しかし、若いお金持ちの経営者というイメージを強調するために、「青年実業家」が使われる場合は、投機を繰り返しているだけの虚業家が含まれることも多い。
企業家とは、企業を起こした人や、企業の経営者のこと。
「経営者」や「事業家」と言わず、あえて「企業家」と表現する場合は、新技術や新製品、新しい生産方式の導入、経営や組織の改善をするなど、創造的な面を持ち合わせた経営者の意味で使われる。
起業家とは、新しく事業を起こす人。新しく事業を起こして運営する人のこと。
特に、新しく事業を起こすことを専門に行う人に対していうことが多い。
企業家と起業家は似ているが、企業家が企業を新たに起こした人であるのに対し、起業家は事業(仕事)そのものを新たに起こした人である。
事業家とも似ているが、新たな事業という点では異なる。
経営者とは、企業を経営する人のこと。
企業や事業を新たに起こしてない人でも、経営権の譲渡などで経営する立場になっていれば経営者である。