港/湊/みなと

意味

港とは、からの波を防ぎ、船舶が安全に停泊できるようにした所。港湾。

語源・由来

みなとの「み」は「」、「な」は古い連体助詞で「の」、「と」は「門」で、港は「水の門」という意味。
『古事記』や『日本書紀』では、「水門」と表記されている。
元は、川や海などの水の出入口を「みなと」と言ったが、海が陸地に入り込んでの停泊に適した場所を指す言葉としても使われるようになり、現在では、その意味で多く使われるようになった。

漢字「港」の「巷」は、「己(の伏せた字)」と音符「共」で、「突き抜けて通る」「通路」という意味がある。
「水」+音符「巷」で、「水上の通路」の意味から、船が出入りする水路のある「みなと」を表すようになった。
「湊」の「奏」は、「お供えの」と「両」からなる会意文字で、供え物を集めて神前に向ける意味から、ある方向に集まることを意味する。
「水」+音符「奏」で、水路がその方向に向けて集まる場所を表す。

類語・言い換え

船舶が停泊する港

港湾/築港/ハーバー/ポート/津/波止場/埠頭/船門/船着き場/船場/船着き/船溜まり/船許/船津/船寄せ/水駅/錨地/泊地/停泊地/停泊場/桟橋/係船場/ヨットハーバー/マリーナ/発着場/渡し場/渡船場/渡し/渡り場/渡口/渡津/津渡/海港/河港/河口港/前港/湖港/火口港/不凍港/船籍港/定繋港/避難港/外港/内港/母港/副港/漁港/商港/輸入港/自由港/フリーポート/自由貿易港/出入国港/中継港/不開港/工業港/軍港/要港/良港/廃港

河海など水の出入り口となる港

水門/水戸/港津

行き着く所の港

行き着くところ/終着駅/終着点/ゴール/終点/極所/帰着/帰趨/帰結

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