「彗星」と「流星」


彗星も流星も尾を引いて光るものだが、彗星は太陽系の小天体、流星は宇宙の塵が発光する現象である。

彗星(ほうき星)は、氷に固体微粒子が混じった太陽系の小天体で、太陽に近づくと熱で氷が溶け、表面から放出されたガスや微粒子が太陽の光に反射し光って見える。
尾は太陽風に飛ばされてできるため、進行方向に関係なく、太陽と正反対の方向に伸びる。

流星(流れ星)は、宇宙の塵が地球の大気中に高速で突入し、その際の摩擦によって光って見える。
流星も尾を引いて光るが、高度100キロ付近で光り始め、多くは70キロ付近で燃え尽きてしまうため、地上から見ると一瞬光って見えるだけである。
また、燃えながら地球に近づいているため、流星の尾は進行方向の後ろに伸びる。

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