「うなぎ」と「あなご」


うなぎもあなごも、同じウナギ目に属するが、うなぎはウナギ科、あなごはアナゴ科の魚で、生態・見た目・栄養・味にも違いがある。

うなぎとあなごの生態の違い

あなごは一生を海で過ごす海水魚。
うなぎは海で産卵し、孵化した後に淡水域に遡上し、河川や湖沼で成長する降河性の回遊魚である。

うなぎとあなごの見た目の違い

うなぎは黒に近い灰色、あなごは薄茶色で側面に白い斑点があり、背びれの下にも白い点が一列に並んでいる。
うなぎは下あごが出ているが、あなごは上あごが出ている。
うなぎの尾びれは丸みがあるが、あなごの尾びれは尖っている。

うなぎとあなごの栄養成分と味の違い

うなぎはあなごの倍近い脂質を含んでいるため、うなぎの方がカロリーが高く、脂っぽくてこってりとした味だが、あなごは低カロリーでさっぱりとした味である。
あなごは魚の中でもレチノール(ビタミンA)を多く含む方だが、うなぎはその5倍近く含んでいる。
その他、ビタミンB1・B2・D・E、カルシウム、血液中のコレステロ-ルを減少させるEPAや、脳を活性化させるDHAなども、うなぎの方が多く含んでおり、栄養価が高い。

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