「遺跡」と「史跡」


遺跡は、貝塚・古墳・集落跡など、過去の人類の営みが残された場所や、昔の建物や歴史的事件があった場所など、広い範囲で使われる言葉である。
遺跡に含まれる範囲は広いため、遺跡は日本全国に46万カ所以上あり、貝塚だけでも3千カ所以上、古墳や横穴墓は15万カ所以上あるといわれる。

史跡は、一般には、遺跡の中でも歴史的事件と関わりの深い場所や建物・遺構を指す。
文化財保護法では、一般に史跡と考えられるもののうち、特に歴史上・学術上価値が高いと認められ、保護が必要であると、国及び地方公共団体が指定したものを指す。
国の指定する史跡数は現在1,694件で、貝塚遺跡の数よりも少ない。

史跡の中でも、特に重要とみなされ、日本文化の象徴とされるものは、特別史跡に指定される。
日本の特別史跡は、現在61件指定されている。

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