「パフェ」と「サンデー」


パフェは背の高いグラスに入れられ、サンデーは平たい皿に入れられると言われるが、平たい皿に盛られたパフェもあれば、背の高いグラスに盛られたサンデーもあり、器による違いはない。
パフェは昼間のデザートで、サンデーは夕方以降のデザートとも言われるが、昼と夕方以降で呼び名を使い分けている店を見かけない。

パフェとサンデーの違いは、それぞれの起源である。

パフェは、20世紀初めにフランスで作られた「パルフェ(parfait)」が語源で、英語圏に渡って「パフェ」となり、日本に伝わった。
パルフェは「完璧な」という意味で、「完璧なデザート」の意味から付けられた名である。

サンデーは、19世紀から20世紀初頭にアメリカで作られた「サンデー(sundae)」が語源である。
「サンデー」という名は、「日曜日(Sunday)」と関連するという点では共通するが、命名の経緯には様々な説があり、日曜日だけ販売されていたからという説が定説となっている。

サンデーにソーダ水を加えたものを「マンデー(mandae)」と言うが、それ以降の曜日のデザートはない。

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