「ニホン」と「ニッポン」の違い

富嶽三十六景富士山画像

国名「日本」の読み方には、「ニホン」と「ニッポン」がある。
昭和9年に正式な呼称を「ニッポン」とする「国号呼称統一案」が発表されたが採択にはいたらず、正式な国の呼称は「ニホン」でも「ニッポン」でも正しいとされている。

日本放送協会(NHK)では、正式な国号として使う場合は「ニッポン」、そのほかの場合は「ニホン」と言ってもよいとしている。

「日本」は「日の本」の意味で、大化の改新の頃には「日本」の表記がある。
当時の読みは「ヒノモト」と、昔の国号「大和」を引き継いだ「ヤマト」で、「ニッポン」と音読されるようになったのは奈良時代以降。
この「ニッポン」という読みは、呉音読み「ニチホン」が音変化したものである。

「ニホン」は「ニッポン」よりも後に生まれた読み方で、「ニホン」と読まれるようになった理由は定かではない。
通説としては、平安時代にひらがなが生まれたが、当初、ひらがなには促音や半濁音の表記がなかったため、「にっぽん」に含まれる促音の「っ」が抜け、半濁音の「ぽ」が「ほ」になって、「にほん」と読むようになったといわれる。

関連記事

  1. 金粉で表現する画像
    表す(表わす)は、表に出して示す、表現する、表明するという意味。 使い方には、「気持ちを表す」「文…
  2. 畳表草履の画像
    下駄は、木製の台に3つの穴を開け、鼻緒をすげた履物の総称。 台部に2本の歯がついたものが多いが、台…
  3. シャベルとスコップの画像
    JIS規格では、上部が平らで足をかけて押せるものを「ショベル(シャベルと同じ)」、上部がな曲線状で足…
  1. 節分の恵方巻画像
    巻き簾に海苔、その上に酢飯を広げ、ネタ(具材)を乗せて巻いた寿司を、関西では「巻き寿司」、関東では「…
  2. 油の画像
    油は「氵(さんずい)」が付いているように液体で、植物性・鉱物性のあぶらを表す。 脂は「月(にくづき…
  3. ストールの画像
    マフラー(muffler)とは、防寒用の細長い長方形の襟巻きのこと。 防寒用のため、毛糸などを編ん…
  4. 事故現場の画像
    ニュースでよく耳にする「重体」「重傷」「軽傷」は、治療を要する日数や症状の重さによる違いがある。 …
  5. 水に飛び込む画像
    経験も体験も、実際に見聞きしたり、やったりするなど、何事かに直接ぶつかることをいう。 経験は、…
ページ上部へ戻る