「うるう年」と「うるう秒」の違い

2月29日0時前の画像

うるう年とは、太陽暦と地球の自転速度が一致せず、調整するために1年を366日とする年のこと。
平年は365日であるが、地球が太陽を一周するのは、365日5時48分46秒であるため、ほぼ4年に1回、2月の日数を29日として調整される。(うるう年の計算方法は語源由来辞典を参照)

うるう秒は、うるう年で追加された1日でも調整しきれない分を追加するものと思われがちだが、暦の調整をするものではなく、時刻の調整をするものである。
また、うるう秒は、うるう年のように決まった周期で行われるものではなく、不定期で適宜導入されるものである。

うるう秒とは、原子時計による標準時刻と、地球の自転速度との誤差を調整するために、追加・削除される1秒のこと。
現在、私たちが使っている時刻は、精確に時を刻むセシウム原子時計を基準としているが、地球の自転速度は不規則であるため、原子時計と天文観測による天文時に誤差が生じる。
この誤差を調整しなかった場合は、50年間の累積で30秒、100年間の累積で100秒程度と試算されており、更に長い年月進めば、昼と夜の時刻が逆転する可能性もあるため、誤差が0.9秒以内に収まるように調整されるのが「うるう秒」である。

うるう秒の調整は、12月か6月末日の最後の秒に行われ、それでも調整しきれない場合は、3月末か9月の末日の最後の秒で行われる。
地球の自転が遅い場合は、59分59秒の後に59分60秒を挿入し、自転が速い場合は、59分59秒を飛ばして0分0秒にする。
ただし、世界時と日本時間では、日本時間の方が9時間進んでいるため、日本では午前8時59分の最後の秒で調整が行われる。

なお、自転速度はだんだん遅くなっているため、1秒飛ばす調整方法が行われたことはない。
スポンサーリンク
【あわせて読みたい】
「時」と「時間」と「時刻」の違い
スポンサーリンク
【オールガイドリンク】
うるう年の意味・語源・由来 – 語源由来辞典
閏年(うるうどし)の類語・同義語 – 類語同義語辞典

関連記事

  1. 測量する画像
    標高も海抜も、平均海面を基準とした土地の高さのこと。 主に、標高は山や土地の高さなど、地形を表す際…
  2. はにわの画像
    土偶と埴輪は、どちらも古い時代の土製の焼き物だが、作られた時代や使用目的が異なり、関係性もない。 …
  3. 東日本大震災の画像
    震度とは、ある場所(測定される場所)での地震による揺れの強さ。 マグニチュードとは、地震そのものの…
  1. ベリームースの画像
    ムースは、フランス語で「泡」を意味するように、泡立てた卵白や生クリームに、フルーツピューレやチョコレ…
  2. カフェ風喫茶店の画像
    カフェと喫茶店の違いというと、オシャレで明るい感じの店が「カフェ」、昭和レトロな感じの店が「喫茶店」…
  3. 4人体制の画像
    体制と態勢と体勢と大勢は、いずれも「たいせい」と読めるが、まったくの同音異義語である。 体制と…
  4. ヘッドスパトリートメントの画像
    リンス・コンディショナー・トリートメントの定義は統一されておらず、メーカーによって異なるため、商品ご…
  5. 披露宴に華を添える花画像
    一般には「花」を使い、「華」はきらびやかなもの、美しいもの、すぐれた性質の比喩に多く使われる。 …
ページ上部へ戻る