「停戦」と「休戦」と「終戦」の違い

戦場から帰る兵士の画像

第一次世界大戦が始まってから最初のクリスマスとなった1914年12月25日、敵対していたドイツ軍とイギリス軍の兵士たちが武器を置き、敵の兵士たちとプレゼントとして物資の交換をしたり、サッカーの親善試合をしたことで知られる「クリスマス休戦」を「クリスマス停戦」ともいうように、停戦と休戦の違いは曖昧で、同義に用いられることも多い。

停戦は、現地の指揮官の合意に基づき、局地的かつ短期的に戦闘行為を停止することをいう。
停戦期間中は、戦死者や負傷者の収容、捕虜の交換などが行われる。

休戦も停戦と同じく、交戦当事者の合意により戦闘を停止することだが、主に、全面的な戦争の終結を目的とした時に使われ、法律用語としては、「休戦」を用いることが多い。
休戦には、全戦線にわたて戦闘を停止する全般的休戦と、特定の地域に限って停止する部分休戦があり、全般的休戦では国の代表もしくは軍の最高司令官の間で締結され、批准を必要とするが、部分休戦では現地軍司令官の間で締結され、基本的には批准も必要としない。

終戦は、平和条約を結んで戦争を終結させ、国交を回復すること。特に、太平洋戦争の終結を指すことが多い。
日本では、8月15日を「終戦の日(終戦記念日)」といわれるが、日本政府がポツダム宣言の受諾を連合国に通告した日が8月14日、玉音放送で日本の降伏が国民に発表された日が8月15日、ポツダム宣言を受諾し調印した日は9月2日であるため、世界的には9月2日が終戦の日とされている。

なお、毎年8月15日に政府主催で行われる「全国戦没者追悼式」は、「戦没者を追悼し平和を祈念する日」の式であり、「終戦の日(終戦記念日)」の式ではない。
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