「レンタル」「リース」「ローン」


レンタルは、レンタルビデオやレンタカー、レンタルルーム、日用品のレンタルなど種類は豊富。
レンタル業者が在庫として保有する品物を、不特定多数の個人消費者を対象に貸し出すのが一般的である。
使用回数が少ない割に購入金額が高いものを扱うことが多く、契約は短期契約となる。

リースは、コンピュータやコピー機、車など、高価な最新機器・設備の導入を必要とする企業を対象としたものが多い。
リース業者が借り手の代わりに買い取り、貸し出すため、契約は3~6年程度の長期契約で、途中解約は原則認められない。

業者が購入した物を借りるレンタルやリースと異なり、ローンは買ったものの代金を分割払いすることである。

車を使う場合、短い期間や使う頻度が少なければレンタルを利用し、長期で頻繁に使うのであればリースやローンの利用が向いている。
リースとローンでは、それぞれにメリットデメリットがあるため、重視する条件から選択する必要がある。

リースは、総支払額から契約満了時の予定残存価格を差し引いた金額で月々の支払額が決まるため、ローンで購入するよりも月々の支払額は少なくなる。
その代わり、リースは契約満了時に返却が必要になるため、それ以降も必要な場合は、残存価格での買い取りや、リース契約の延長、新規リース契約などが必要となる。

税金面では、リースは全額経費(損金)となるが、購入した場合は資産となり、減価償却分が経費として計上できるだけなので、一括払いした場合、その年の出費は経費として認められる金額よりも多くなる。
ローンで購入した場合は分割払いなので、出費と経費計上の額は近くなるが、資産によっては固定資産税がかかる。

リースは出費と経費が同額で資金繰りしやすく、固定資産税もかからないため、事務機器や設備などに限らず、工場や店舗を一式全体をリースするという契約も増えている。

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